CoD:WaWの記事の続き

※ネタバレあり

普通に日本語版でもストーリーを気にしないような私が、
英語版でありながらストーリーの重みを感させた、おそらくはじめてのゲームです。

前日の記事の通り、第二次世界大戦、太平洋戦争を題材にしたゲームで、
終戦近くでの戦闘を、ゲームとして体験することができ、その作戦は、
ロシア軍の一員としてベルリンへ攻め込む作戦、そして、
アメリカ軍の一員として、沖縄を占領する作戦です。
どちらにおいても、プレイしてて心にずっしり来るものが多かったです。
英語できないからストーリー気にしねぇよwwwなんてボケてはいられなくなりました。
完全に理解できたとは思いませんが、それでも印象はすごかったので。

ベルリンのほうでは、おそらく今まででもっとも、戦争の悲惨さを痛感しました。
味方同士でこんな感じのやり取りがありました。(ボイス、スクリプトは英語)
兵士1「こんなの戦争じゃない。殺戮じゃないか!」
兵士2「これが、戦争を終わらせるための、唯一の手段なんだよ」
また、降参して無抵抗になったドイツ兵を射殺しなければならない場面もありました。
ゲームとは言え、非常にショッキングで、ゲームながらに「これが戦争なのか…」と思いました。

そして、沖縄のほう。日本人が普段直視しない(できない)部分が、露骨に現れていたように思います。
海外のみ発売のゲームですが、敵となる日本軍兵士は日本語でしゃべります。
目をそむけたくなる場面が結構ありました。その中で印象が最も強いものは、やはり、
天皇陛下バンザーーーイ!!!」と言いながら銃剣で戦闘を仕掛けてくること、
(キーボードクラッシャーのセリフのノリではないことを断わっておく)
それと、日本のカミカゼ特攻隊の攻撃を(ゲーム内ながら)目の当たりにすること。
これらが実際の場面を忠実に描いているのかは分かりませんが、
このような感じの攻撃で命を落としていった敵軍の兵士が存在するのは確かでしょう。
このように、加害者としての日本もあったという直視できない事実が存在することを、
認めなければならないと思いました。